4.28.2013

Ones'GoodFellow #04

孤高の人

【2012年06月下旬 Kaboo:3歳】

Kabooを連れて出かける先で話を交わす相手に、私と同年代、あるいはより年若い男性が少ない理由ははっきりしています。

この年代の男性の大多数は職場にいるからです。公園で出逢うこの年代の男性はおそらく私と同じ自営業の人たちと見受けられます。大きな組織には属していないし時間も自分で管理できます。もっとも収入は誰もが安定しているとは言えませんが :-(

リタイヤしたと思われる年格好の男性は確かに見かけます。とは言え、女性に較べると確実に少なく、挨拶をかわす人となるとグッと減ります。

普通の男性たちは「誰だか知らない相手」に(無防備に)話しかける事に慣れていないのです。

これは私も経験から判ります。町内の回覧板1つをお隣に廻すのも妻に任せていますから近隣の住民と会話する機会も必要すらも希薄でした。


Kabooを飼わなかったら私は独りで公園に出かける理由がありませんでした。仮に足を向けても見知らぬ人に声をかけたりはしませんでした。

若い女性に声を掛けたりはできません。公園事務所に逃げ込まれたり、警察を呼ばれたりはしたくないからです。思えば男は「社会化」されていないとも、社会から疎外される状態を招いているとも言えますね :'-(


Kabooを連れて散歩を始めてからはいろいろな人に声を掛けられる様になりました。オバアチャンもいましたし、若い女性もいました。そして犬を連れた男性にも声を掛けられたのです。勿論Kabooが媒介になってです。「世の中はこんな風になっていたのかぁ」と思う程の驚きでした :-O


独り暮らしの高齢男性のほうが女性より「孤立」しやすい、と聞きます。サモアリナンと思います。でも、これはそもそもヒトの男性の持つ特質なのでしょうか、それともある社会環境下でも現象なのでしょうか ?:-/

福祉予算で「老人会館」なんか建てるだけでは解決しないと思います。「なんだってオレがそんな所に行かなきゃならないんだぁ」と思う人はイッパイいると思いますよ :-(

P.S.
コピーは「連帯を求めて孤立を恐れず」と書こうかとちょっと思いました。が、止めました。


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