4.27.2013

Ones'GoodFellow #03

ヴァーチャルな存在

【2012年06月下旬 Kaboo:3歳】

Kabooと公園を散歩する様になってから高齢者(女性が多いです)と話をする機会が増えました。幾度遭っても同じ事を訊く人、同じ事を話す人が少なくありません。ほとんどが独り暮らしの方で日常のコミュニケーションが乏しいからか、と思います ?:-o

それでも繰り返し同じ会話をしていると、やがて少しづつだけでも話の内容が豊かになってくるのを感じます。自分の人生を記述できる構成力を持っている人ならいざ知らず、そうでない多くの人には「まず語りかけ、相づちをうって貰う存在」が大切なのでしょう。


遭うたびに話しかけてくるオバアチャンがいます。一緒にベンチに腰掛け、Kabooに1つオヤツを与え、オバアチャンにももう1つ「やってください」と渡します。オバアチャンの手からKabooはオヤツを貰って嬉しそうに食べると、その後は私とオバアチャンが話をしている足許でノンビリしています :-)

そのオバアチャンは相撲がお好きらしいので「大鵬と柏戸のどちらがご贔屓でしたか?」なんて訊いてみると「私はナントカが一番好きだった、あの頃はねぇ…」なんて思わぬ反応が返ってきたりします :-o

相撲には知識がない私は相づちをうつばかりですが、きっとその時には普段は血が通っていないオバアチャンの記憶細胞のどこかが活性化している気がします :-)


でも、どこの誰かも判らない「私」なんて彼女にとっては半分「ヴァーチャル」みたいなモンだと思うのですよ。

ヒトは記憶や夢の中でも活発に「コミュニケーション」ができて脳を使う様にはどうもできていない気がしています :-/


- つづきます -


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